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2022.07.28

大分の建築士さんに聞きたい13のこと|芸術系出身・柔軟思考の池辺慶太さん 前編

建築士さんってどんな人?直接聞いてみた

十人十色の個性的な建築家にアレコレ話を聞いてみたら、その人の人柄がわかるハズ。そして、「どの建築士に頼めばいいのかわからない問題」も解決するかも。

シリーズ第2回目にお迎えしたのは、池辺慶太さん。東京から地元大分へ戻り、活躍中の建築士さんです。

例のごとくオンラインで取材。画質ホントすんません。

Q1. お名前と年齢を教えてください

池辺慶太(イケベケイタ)、40歳です。

Q2. 子どもの時好きだったものと、今好きなものを教えてください

小さい頃はRPGが好きでした。ドラクエ3、ファイナルファンタジー、クロノ・トリガーなど。

っぱ、コレよ。

格ゲーが流行っていましたが、私はひとりで黙々と自分の世界に入れるものが好きでした。みんながプレステで遊んでいるときには、あえてセガサターンを買ってみたり。

一筋縄でいかないぜ、俺!みたいな、思春期特有のアレでだよね、わかるぅ〜!

そうそう。でも後で後悔しましたね、プレステにしとけばよかった。
今はあまりゲームしません。

では、今好きなことは?

ビカクシダ(コウモリラン)を持つ池辺さん

植物です。東京にいた頃、育て始めました。今思えば、都市の中で自然に触れたいという感覚があったのかも。

大分に戻り家を建ててから、本腰を入れて育てています。オージープランツ、バンクシア、エアプランツ、コウモリランなど、自宅には15種類くらい。昔はよく枯らしていましたが、今は上手く育てられるようになってきました。

緑に囲まれる生活、いいですね〜!

登山にもよく行きます。親父が登山好きで、小学生の頃に何度か連れて行ってもらったんです。5、6年前の登山ブームで「またやりたい」と思っていた登山をしようと決めました。でも周りに登る人がいなかったんです。そこで出会ったのが今の妻です。

登山している池辺さん。空の色きれい

フゥー!素敵なお話!

美容師さんに「登山したいけど仲間がいなくて……」と話をしたら山登りに詳しい人として、妻を紹介されたんですよ。ふたりで長野のアルプス行ったり、大分のくじゅうに行ったり。子どもが生まれてからは、キャンプによく行っています。

Q3. 好きな食べ物は?

ベビースターラーメンです。

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???

え、振れ幅大きすぎじゃない? 何味派なの?

ノーマルなチキン味が好きです。周りの人から「いつも食べてない?」と言われて、好きなのかもしれないと気づきました。ふとした拍子に、部屋からカケラが発見されます

OH!さすがに鰻のカケラは見つからないよ……ね?

それはないですね(笑)鰻は妻の実家に帰省するとよく食べに行きます。よほどウマそうにしているのかも。大分では「うなぎの丸友」がおいしくて好きです。

後で食べに行ってみます!

Q4. 好きな音楽やミュージシャンは?

邦楽が好きで、雑多に聴きます。特にペトロールズ、蓮沼執太ハンバートハンバートなどが好きですね。椎名林檎はずっと好きで聴いてます。フォークやロック系が好みかもしれません。

まったく同世代なので、よくわかります!

Q5. なぜ建築士になったのですか?

母親が抽象画を描く人で、壁にル・コルビュジェの建てた教会や、ルイス・バラガンによるバラガン邸などの写真が貼ってありました。「これが建築なのか」と子ども心に印象的でしたね。

実際の貼られていた写真。オシャレ。

建築家になりたいと思ったのは、小学校の高学年から中学生の頃です。磯崎新さんの建築した校舎で建築に触れました。母から建築家になるよう勧められたような気もします。

なるほど。それで建築系に進んだんですね?

いえ……それが、数学を勉強していなくて、建築を学ぶ理系の大学に進めなかったんです。だから建築家はあきらめて、明治大学の商学部に入学しました。でもやっぱり建築家への想いがあって。20歳で決断し、勉強し直して京都造形芸術大学に入学、大学院まで進みました

一旦違う道に行ったものの、やはりなにかしら建築に惹かれていたんですね〜!

Q6. 昔住んでいたのはどんな家ですか?また印象に残っている住居を教えてください

賃貸マンションの1階で育ち、ずっと一軒家に憧れていました

わかります、一軒家への憧れ。

ぼくも狭い家に住んでいたから、大きな家に憧れたな〜。

一軒家への憧れから、自分の思い描いた家を作りたいという気持ちに通じていたのかもしれません。

印象に残っている家は、社会人時代に暮らしていた都立大学駅前の4畳半の家で、家賃は45,000円部屋より広いルーフテラスは桜並木に面していました。意識が街にはみ出す感覚の、ミニマルでエッジが効いた暮らしでしたよ。

都立大学は東急東横線の駅で渋谷や中目黒に近くてオシャレ。ヤギが暮らした北松戸とは何かが違う

立地と価格が最高ですね!社会人になってすぐは「家に帰って寝るだけ」になりがちですが、そんな中でも面白い物件を探したんですね。

Q7. 個人的に好きなイチオシの建築家は?

アンネ・ホルトロップ(オランダ)です。既成概念にまったくとらわれず、とにかく自由、作り方も自分で考える独特なスタイルを貫いている建築家です。

アンネ・ホルトロップ|Instgram

もうひとり、スミルハン・ラディック(チリ)も好きですね。一言で表すと不可解。なんでこんなことをするのかわからない、という人です。名前で画像検索すると、この意味がわかると思いますよ。

スミルハン・ラディック|※特にSNSなど見当たらず。。。

(画像検索後)わ……確かにまったくわからない。

ふたりともアーティストのような人ですね。私は芸術畑出身で枠組みにとらわれたくないという気持ちがあるので、シンパシーを感じてしまいます。実は今携わっている建物も、不思議な形なんです。建物を四角で考える必要はないな、と思って。

それはぜひ見てみたいですね。ちなみに池辺さんは、いつも奇抜な提案をするんですか?

そんなことはありません。お客様の希望が優先なので、それに沿った提案をします。ただ、土地がすごく広かったり、何でもできそうな時にはチャレンジして提案することもありますね。無難なものと、ちょっと冒険した案をふたつ持っていくとか。

ぼくは断然、どこにもないような不思議な家にしたい派だなー。

パッケージ商品ではないので、いろんな可能性を示したいんです。それが私の仕事かなと思います。お客さんが取捨選択をして決めていく、そのプロセスが満足度に直結します。

なるほど、自分で選んだ方で建物ができていけば、確かに納得感がありますね。

徐々に池辺さんの人柄がわかりはじめたところで、一旦休憩。続きは後編でどうぞ!

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