建築士に相談して自社の事務所をリフォーム ！安くセンスよく仕上げるアイデアを聞いてみた
新しい会社、新しい事務所でうれしいなー！
なんか……ちょっと暗くて古めかしいのが、悲しいね……。
うーん、そうだね。カッコいい空間なら仕事もはかどりそうだし、何より気分がいい！でもね、大人にはお金という事情があるんだよ……。
そうなんだね（しょぼん）
とはいえ、ちょっとこのままではあまりにも悲しいじゃない？だから、知り合いの建築士さんに相談することにしたよ。プロなら、安く・カッコよく・センスいい感じに仕上げる裏技をいっぱい知っているはずだからね。多少の無茶振りも大丈夫なはず！
わーい、楽しみだなー！！
「とにかく安く・カッコよく！」そんなワガママは通じるの？
そんなわけで始まった「Doする」事務所のリフォーム計画。相談したのはもちろんDoするの提携している建築設計事務所「YRAD」の田中さんと榎本さんです。
事務所リフォームにあたって、伝えた現状と要望は下記の通り。
- とにかくキレイにしたい
- カッコよくしたい
- お金をかけないアイデアがわからない
- まず進め方がよくわからない
- レイアウトも決まってない
なんなら「何もわかってない」状態。こんなアバウトでワガママなお願いを聞いてくれるのか？との不安は不要、YRADさんは快く引き受けてくれました。ありがたーい！！
しかもかなりの格安料金なのでもちろん作業は「Doする」のスタッフが行います。YRADさんには、購入するものを選んだり、レイアウトをしたり、どんな色で塗ればいいのか指示したり、そんな役をお願いしました。
こんな感じの事務所が、一体どうなるのでしょうか？
ペンキにまみれて黙々作業 これが案外楽しい時間
ひたすら壁を白く塗る
まず取り掛かったのは「壁の色塗り」。もちろん自分たちで塗りますよ。
ペンキで塗る前に、塗りたくない場所をビニールやマスキングテープで養生します。
細かいところも忘れずに！
養生が終わったら色塗りスタート。細かく丁寧に、根気よく作業します。
使用したペンキは大日本塗料の水系塗料「ノボクリーン」。色は「N90 WhiteGrey」をチョイス（してもらう）。
そのほか、ローラー（手に持てる桶とセットのやつ）、細かいところを塗るハケなどを用意しました。
写真にはありませんが、いちいちペンキの缶から手に持つ桶にペンキを注ぐのは面倒なので、一旦ペンキを貯めておくバケツなんかも用意しました。
途中不安になりながらも、一心不乱に塗り続け……
こんな感じに仕上がりました！！！すごい、キレイ、自分で褒めちゃう。最高！！
色塗りが終わる頃には、台にしていたイスは汚れ放題。これも頑張った証ですね。
組み立て式の棚でパーテーション
続いて、スタッフの作業机が見えないように、パーテーション（仕切り）を作ります。ここでプロのアイデアを投入！同じ種類の棚をいくつも置くことで「物を入れるスペース」と「仕切り」を兼ね備えたパーテーションが誕生したのです。
使用したのはIKEAにて、2499円（2021年9月当時の価格。税込）ほどで購入した組み立て式の棚「HYLLIS ヒュッリス」。同じもので揃えることで統一感が出るとのこと。実用的でスマートに見える賢い技に、思わず感動です。
床を少しだけ高くした会議スペース
お客さんとのお話や会議などをするスペースは、一段高くすることになりました。角材を組み合わせて土台作り。続けて研磨・色塗り・打ち付けを行います。
さらに、先ほど棚を購入したIKEAで「大きな机（NORDMYRA ノールドミーラ）」もお買い上げ。YRADさん曰く、この机はIKEAの中でもコスパの高い商品だそうですよ。
じゃーん！会議スペースが仕上がりました。なにこのオシャレ空間……素敵です。
総制作期間は約5日間、9:00から17:00頃まで作業して、ようやくリフォームが終了。そんなに広くない20畳くらいの空間ですが、疲れと達成感がすごいですね。
半・セルフリフォームの醍醐味は「達成感」を味わえること
おつかれさまー！よくがんばったね。
そうだね、疲れたけどすごく楽しかったよ！
何が大変だったの？
IKEAの家具を組み立てるのに手が痛くて辛かったかな……。同じものが何個もあるし、ちょっとウゲーってなっちゃったよね。全部手でやるのは相当キツイから、インパクトドライバは必須だと思う。
色塗りはDoだった？
アラフォーおじさんは、腰や肩が痛くなったよ……。最初は本当に下手くそだったし、正直ちょっと適当にやったところもあるんだけど。天井と壁の角のところや、クロスがぼこぼこしているところは塗るのが難しかったな。でもね、だんだんとうまく塗れるようになってくるんだよね。人間、やれば成長する。
楽しかったのはどんなところ？
できあがったときは嬉しいよね。「すげぇ、キレイになった！やりきった！」って達成感があったな。塗っているときも、成果が見えやすいというか、経過がわかりやすくて、それが楽しくもある感じ。
色塗りの最後の方は、もうどこまででも塗りたいっていう気持ちになったよ。勢い余って、いろんなところをついで塗りしてたな。全部白で塗ったから、周りも白くしたくなって。ちょっと黄ばんでるところと差があると、そこも塗りたくなってエンドレス、みたいなね。
壁の色塗り、なんだか楽しそうだなー。次は僕も一緒にやりたいな！
そうだね。くまたをシロクマにしてあげるよ。
え……？
やっぱりスゴイよ！プロの技術
今回リフォームしてみて、やっぱりプロはすごいなって改めて思ったよ。
んー？例えばどんなところ？
色の使い方なんかは、任せてよかったなと痛感しているよ。最初、白一色だけだと味気なく感じちゃったんだ。「ここに色を入れません？」とか、飾り付けとかしたくなっちゃうんだよね。ブラインドは会社のカラーである緑がいいんじゃないか？なんていう具合に。
そのとき言われたよね、バッサリと。「要りません」ってね。
うーん、サムライだ。
建築士さんはプロだから、トータルコーディネートがしっかりしているんだ。完成後の感覚やイメージがしっかりあって、そのセンスにまかせておくのが一番だと痛感したよ。自分たち素人だけでやっていたら、余計なものを足していって、結局迷子になったり、なんかダサい感じに仕上がってた気がするかな。
あー、それはわかる気がする。レシピどおりに料理作ってて、あれもこれも足したくなって、結局すごーく変な料理ができて「やっぱレシピ通りにやればよかった……」ってなるやつだ。
そうそう、そんな感じ。パーテーションも棚にすることで収納になるし、目隠しになるし、使える上にセンスいいってスゴイなって思ったよ。自分で決めていたら、昔の病院に置いてあった「薄い布が付いてるパーテーション」みたいなのになる可能性大だったね。そしたら、どこの診療所ですか？って仕上がりになってたかもね。
病院っぽい事務所は、ちょっとね……。カッコよく仕上がってよかったよね！これで仕事もバリバリはかどっちゃう？
そうだね、でもまだ塗りたいところがいっぱいあるけど……そこは我慢して、仕事するよ！さあがんばるぞーーーー！
YRADさん、ありがとうございました！！！
コスパ重視の人こそリフォームはプロに頼もう
建築士さんにお願いしておこなったリフォーム作戦は、大成功！ちょっと暗めの薄汚れた事務所が、今どきのシンプルかつオシャレな空間に変身しました。
プロに頼みつつ自分たちで作業する、この方法はかなりの良策。しっかり指揮してくれるから安心だし、かといって任せっきりではないので愛着も湧いてきます。
「プロに頼むのは高いのでは？」
「お金をかけたくない」
そんな思いを持っている人こそ、プロに依頼するのがおすすめです。その道のプロである建築士や工務店は、安いものやセンスのよいものを熟知しています。予算と好みに合わせた空間を作るなら、自分だけで考えるよりも効率よく、コスパのよいリフォームが実現するでしょう。
これからリフォームを考えているあなた、まずは気軽に相談してみませんか？ぜひ「Doする」までお問い合わせください。お待ちしております！
