前回、子供部屋の間仕切り工事を建築士×工務店に依頼したヤギ。現地調査や打ち合わせを経て、見積り額も確定し無事発注へとこぎ着けました。
いよいよ実際に工事へ入るのですが…その様子はどんな感じ?府内商店さんの鮮やかな工事の手際、その全貌をお伝えします!
今回の工事の日程は2週間~3週間を想定。大工さんの作業には2種類あります。
壁面に使う木材は微調整が必要。そのため、庭などで実際に作りながら作業します。
庭などの作業スペースがない場合、木材も事前に工場でカットなどが必要です。それでも現場での微調整は発生するので、少しでも作業するスペースなどがあるといいそうですよ。
工場で棚を作り、現場に持ってきてはめ込んでもらう作業もあります。
今回の大工さんは2人、作業開始です!
まずは正確なサイズを測ります。
サイズを測り終えたら、あらかじめ用意した木枠用の木材を配置。
現場で木材をカットしてサイズを微調整していきます。
木材が準備できたら、木枠作りです。
当然ですが…垂直水平などをピッタリ調整していて、気持ちが良いーーー!
もしも自分でやったら、この辺めっちゃ適当にやっちゃいそうだな…
木枠ができたら、壁面のベニアを貼っていきます。
あっという間に入口の壁面が完成!ベニアとは思えないカッコよさ(個人の感想です)!
ドアの内側にあたる小口?部分も美しい仕上がり。惚れ惚れしますね。
ベニアいいすねえ!いいよいいよベニア!!
ちなみにベニアにも柄?があるらしく、気をつけないと左と右で全然違ったりするんですって。棟梁の高橋さんが気をつけて選んでくれましたよ!はぁ〜美しい…
壁面ができるまではなんと約1日。はっや!
事前に箱型の収納+間仕切りを作り、持ってきてくれました。これがかなり重たい代物。お疲れさまです!!
材料はおなじみの構造用合板。木の節などは多いものの、個人的に好きなので気になりません。
小口に見える細かなボーダーラインは、合板が重なっている様子です。このボーダーがまた可愛くてお気に入りなんですよね。
ひとまず配置して、現場で見ながらサイズにズレなどないかを確認します。
3つ並ぶと壮観!
互い違いになった部分は壁になります。が、ここにもハンガーフックなどをつければ服や帽子を引っ掛けたりできそう。
実質一人の棚は2つずつですが、パっと見でも収納力すげ~~!と思いました。
一番奥は備え付けの棚と接合するので若干難航していたようです。
サイズをキッチリ作ってきてくれたので嵌め込もうとしてもキツキツになっており、最後は大工さんが木槌で叩きながら押し込む音がかなりの長時間響いていました…笑
逆に無事に入りこんだらまったく倒れそうにありません。むしろ動かせないほどの安定感。
棚板もつけてもらい、ワクワク感も倍増しました!
上部の抜けが部屋の狭さを感じさせず、この時点ですごくいい感じ!
ポリカーボネート(ポリカ)が入る隙間も、事前に作ってきてくれました。
ポリカは丈夫ですが、意外とペラッペラなので、はめ込むのに難航している模様。二人がかりではめ込んでくれました。
ちなみにポリカはカッターでカットできますが、ちょっと力がいるので、DIYで使用するときは十分に注意しましょう。
間仕切りの上にもポリカ。ポリカめっちゃいいよ…いいよポリカ…!
この、見えそうで見えない感じと、電球の光の漏れ方がめっちゃかっこいいんです!!
ドアは外開きに!と決めたものの…現場で高橋さんと話しているうちに「やっぱ内開きかなあ」となりました。
ひとまず内開きに設置するも、やっぱり外開き~!となって直してもらったのは私です。
(すみません高橋さん、ありがとうございます!)
これが・・・
↓
こうじゃ!
取手も可愛い!
収納もバッチリ!十分すぎます!!
はーーーーーーーーーーー何度見てもかっこいい。最高。大満足です。
自画自賛ですが、最高の仕上がりだと思います!ラワンベニアや構造用合板をそのまま使うのは好みが分かれるところではありますが、個人的には素地をそのまま使うのが非常に好きなので大満足です!また、もしクロスを貼りたいとなったら貼れるのも良いですよね。
建築士さんの設計が素晴らしいのは当然ですが、設計図上では不明なコンマ何ミリ単位での採寸のズレや木材のたわみ・ゆがみなど、大工さんが現場で調整しないとピシッと揃わないこともあるそうです。
なので今回、建築士さんと大工さんに現場で確認してもらったことは非常に安心できました。建築士による洗練された美しい設計と、現場で調整しながら細部までキッチリ仕上げる大工の丁寧な手仕事が両立していて、元々の家の印象を崩さないどころかむしろアップデートしてくれたと思っています!
収納を兼ねた間仕切りは十分すぎる収納力とプライベートな空間を創り出し、広さとしても個室にちょうど良い空間だと感じました。また、将来の可変性も考えられており、コストを最小限に抑えてくれている点も大満足。個人的に「子ども部屋の間仕切りリフォームする人全部これでいいのに!」とオススメしたい出来です。
ちなみに2人の子どもが家を出た後は、現在の間仕切り棚を両方の端の壁にくっつけて本棚として使う予定。今から子どもが出て行っちゃうのが楽しみ(?)でもあり、寂しくもあり…
今回の間仕切りのご相談は、コスト・ご要望(収納力や仮設性)に加え元々別の建築家さんの設計によるお家であったこともあり、悩ましくも面白い取り組みでした。中でも間仕切り上部の抜けを大きく、美しく確保するためにドアの出入り口を低く設定する判断に当たっては、セオリーを逸脱するがゆえに気を揉んだ部分で、依頼主さんご家族の許容力や柔軟さに後押しされました。子どもさん専用の出入り口、大人基準で作る必要ないのでは?この思いに共感していただけたのが嬉しかったです。
頭の片隅に昔の和室や茶室のにじり口などの低さが、妙な心地よさを生んでいた体験を思い浮かべていました。 結果、元々の伸びやかさを失わずに、隠れ家的な子どもさんのお部屋が生まれました。単に間仕切りをつくるだけの事ですが、施主らしさが表れていたのがすごく良かったなあと感じました。最後に、ご一緒した府内商店さんは接しやすく私の意図も汲みながら的確な材料選定と施工をしていただきました。どうもありがとうございました。
お話をいただいた際に設計士さんの図面を拝見させていただき、とても面白い!と思いました。もともと素地を基調とした家づくりをしていると伺っていましたので、どんな仕上がりになるのだろうとワクワクしながら現地調査に伺ったのを覚えています。
何もなかった場所に既製品ではないもので作り出す技術は、弊社大工の得意とするところなので、ご満足いただけて私も嬉しいです。また、ドアの高さも、ポリカから差し込む光も隠れ家っぽくて、お子様がうらやましい!設計士さんの発想の豊かさをすごく感じました!!
今後もワクワクするようなコラボが出来ると嬉しいです!
ワガママ放題の希望からスタートした「子ども部屋の収納もできる間仕切りを作る計画」。
ここまで希望通り、いや想像以上のクオリティでかっこよく仕上がったのは、その道のプロである建築士・工務店・大工さんが集結したからこそですよね。
要望を丁寧に聞きながら、臨機応変にしっかりした対応をしてくれる。確かな技術と経験で、現実的な策を打ち出し形にしてくれる。こんなに頼もしいことはありません。
「こんなにかっこよくなるなら、ちょっと頼んでみたいかも…」という気持ちが湧いてきたあなた、ぜひご連絡ください!
「まずは、実際に間仕切りを作ったヤギに話を聞きたい!」なんて希望もOK。
「うちの場合はこんな問題があるからな…」という心配はいりません。
その道のプロが広い心で受け止めてくれます。最初からあきらめず、まずは話だけでもしてみませんか?損はさせませんよ!!いきなり相談料を請求したりもしませんから、ご安心ください!
ご自宅に最適で最高なリフォームをDoすると一緒に考えてみませんか?
お問い合わせはお電話または下記問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください!